「奇跡のキャスティング」総フォロワー数400万人規模|観光協会の動画制作&インフルエンサー招待で実現
千代田区観光協会 様
SNSで注目されるような動画素材がない。 動画素材はあってもうまく活用できていない。 インフルエンサーに頼んでも、思ったような広がりにならない。
観光・イベント業界のプロモーション担当者なら、一度は経験のある悩みではないでしょうか。
昨年度、千代田区観光協会さまは毎年開催している大型の観光イベント「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」のプロモーション活動の一環として、動画制作とインフルエンサー招待の2つの施策を弊社とともに実施。 参画したインフルエンサーの総フォロワー数は400万人超、Instagramの共同投稿リールは過去最多の再生20万・いいね13,000・保存1,000以上という、観光協会のSNSプロモーションによる成果としてはめったに見ない桁違いの成果を達成しました。
どのように成果を生み出したのか、観光協会のSNS担当者は何に気をつけるべきか、千代田区観光協会の戸田さまにお話を伺いました。

左:千代田区観光協会 戸田様、左:株式会社スキヤキッド代表 河田
千代田区観光協会さまについて
一般社団法人千代田区観光協会は、千代田区内への観光客の呼び込みと、区内回遊の促進を担う組織です。「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」は、毎年同協会と千代田区が主催する代表的な大型観光イベントの一つ。今回お話を伺った戸田さまは、2025年度の灯ろう流しの統括をされていました。
公式サイト:https://visit-chiyoda.tokyo/
公式Instagram:@chiyoda_city_pr
公式YouTube:https://youtu.be/jl1j-JfBx9I
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し公式サイト:https://visit-chiyoda.tokyo/floating.lantern/
株式会社スキヤキッドについて
観光業界特化型のSNSマーケティングサービス「Tripro(トリプロ)」を運営。ホテル・旅館、商業施設、レジャー施設などの民間事業者から観光協会、官公庁まで、観光・おでかけ分野のSNS支援を専門としています。
支援内容と成果

「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し2025」のプロモーション関連の施策として、2つの業務を実施。
①インフルエンサー招待業務: 厳選したインフルエンサー複数名を当日招待。
②動画コンテンツ制作: カメラマン3名・モデル2名(全員がSNSで大きな影響力を持つインフルエンサーでもある)による横型および縦型の撮影素材の確保、観光プロモーション動画の制作(横型・縦型)、Instagramリール投稿の制作。
⇒①②で参画したインフルエンサーの総フォロワー数400万人超(2025年8月当時)
①インフルエンサー招待業務
| 指標 | 結果 |
| 参画したインフルエンサーの総フォロワー数(②の制作に関わったインフルエンサー含む) | 400万人超 |
| 共同投稿リール 再生数 | 約20万回 |
| いいね数 | 約13,000 |
| 保存数 | 10,000以上 |
| コメント数 | 約160件 |
②動画コンテンツ制作
- 横型・縦型の観光プロモーション動画を制作(YouTube公開済み)
- 来年度以降のメディア露出(テレビ・雑誌・旅行誌)対応用の動画素材を確保
- 各連携先(ホテル・旅行会社など)への提供素材を確保

左:千代田区観光協会 戸田さま、右:スキヤキッド代表 河田
イベントの魅力を最大限伝えるために「動画」が必要だった
───【スキヤキッド 河田】動画を作ろうと決めたきっかけは何でしたか?
灯ろう流しをSNSで紹介するための動画素材がなかったんです。写真素材は毎年カメラマンに委託して撮ってもらっていたのですが、灯籠が水面を流れていく動きや、ボートが進む様子など、写真だと伝わりきらない魅力が多いと感じていました。
そして、灯ろう流しは実はすごくストーリー性のあるイベントです。お客さまが来て、灯籠に思いや願いを書いて、それを皇居のお濠に流して、見届ける。その一連の流れを伝えるには、写真だけでは足りませんでした。今風に言うと「エモい」感じというか、雰囲気を伝えるには動画が一番だとずっと思っていました。
───【スキヤキッド 河田】メディア対応の文脈もありましたよね?
そうですね。今年に入って、ニュース番組の一つのコーナーで紹介したいといった問い合わせをいただくことが増えてきていまして。写真だけだとどうしても魅力が伝わり切らず、使われる尺も短くなってしまうので、十分なメディア露出にもつながりません。
PR効果を広げていくためにも、ちゃんとした動画素材を確保しておきたいと思っていました。
一昨年のインフルエンサー招待業務がきっかけだった
───【スキヤキッド 河田】最初のご縁は一昨年のインフルエンサー招待業務でしたね。
そうですね。一昨年「灯ろう流しに合いそうなインフルエンサーの方を招待してほしい」とお願いしたのが最初でした。
その時も「本当にこれだけの発信力のある方を呼んでいただけるんだ」とそうそうたるインフルエンサーの来場に驚いたのを覚えています。実際の効果としても、みなさんが発信してくださった投稿の数字が伸びましたし、来場されたお客さまから「インフルエンサーの投稿を見て来ました」という声もいただき、効果を実感したんです。
そもそも千鳥ヶ淵(ちどりがふち)は桜の名所として有名で、桜の季節は私たちが何もしなくてもインフルエンサーの方がたくさん撮りに来てくださいます。でも、灯ろう流しではこれまで目立つ発信が少なかったんです。だからこそ一昨年の招待業務は私たちにとって大きな一歩でした。
それで翌年も同じようにお願いしたいと思い、さらに動画制作も加えてご依頼することになりました。
できあがった動画は「これまでに見たことのない映像」
───【スキヤキッド 河田】完成した動画をご覧になって、いかがでしたか?
実は過去にも灯ろう流しの動画を別の業者さんに作っていただいたことがあったんですが、「(登場するモデルさんが)観光イベントを楽しんだよ」といった明るい雰囲気のものでした。
今回作っていただいたものは、本当に灯ろう流しの雰囲気に寄せていただいたと感じています。ストーリー性があってすごく幻想的で、「エモい」感じになっていて。期待以上でした。
色味も今までと違って、灯籠本来のオレンジっぽさが出ているんです。それから、灯籠と東京タワーが一緒に映るアングルなど、これまで見たことも撮ったこともないシーンもありました。そういった新しい見せ方は驚いたポイントでした。
───【スキヤキッド 河田】ありがとうございます。夜間の撮影は機材の使い分けやカメラ設定が肝で、編集で誤魔化さず現場の色をそのまま表現できるカメラマンを選んだんです。
灯ろう流しの「新しい価値」も見つけてくれた

皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し 2026(Visit Chiyoda YouTubeより)
──【スキヤキッド 河田】ボートに乗りながら手持ち提灯を持つ、という新しい発想も生まれましたね。
そうなんです。手持ち提灯は一昨年に新商品として初めて販売したのですが、本来は会場周辺で雰囲気を味わっていただくというような位置づけでした。来場者の方全員に売っているもので、ボートに乗る方限定の商品でもなく。正直、新商品として出した時はどれだけ売れるのか不安でした。
それが、インフルエンサーのみなさんがボートに持ち込んで、水面と一緒にとても幻想的に撮ってくださって。
あの使い方は、私も全然予期していませんでした。これによってボートに乗っている方の楽しみ方が増えただけでなく、周りから見ている方たちも、光の量が感じられるようになったと思います。今ではボートに乗る方の多くが手持ち提灯を持ち込むのが当たり前のようになりました。
───【スキヤキッド 河田】こういう新しい撮影パターンが生まれるのも、インフルエンサーが「この場所はこう撮ると美しい」と思って実践できる環境があったからこそだと思います。
撮影翌日のお昼に公開されたリール動画が20万再生へ
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Lantern Floating Festival in Tokyo | 千鳥ヶ淵 灯ろう流し🏮
──【スキヤキッド 河田】1日目の様子をまとめた共同投稿のリールが、撮影翌日のお昼に投稿できたのは大きかったですね。
そうですね。あれはイベント1日目の夜にカメラマンの方々が深夜に編集してくださって、2日目のお昼には投稿、という流れでしたね。2日間のイベントなので、2日目の集客にも繋げられるように、ということでみなさんがスピード感を持って動いてくださったと御社から聞きました。
結果として再生回数は20万超、いいねは13,000、保存も1,000以上つきました。協会内でも普段見ない数字だったので、すごい!という声で溢れました。
──【スキヤキッド 河田】共同投稿のリールは、契約上の納品物ではないんです。担当したカメラマンやモデルはSNSで大きな影響力を持つトップクリエイターで、自身のアカウントでも発信したいと言ってくれて、自主的に発信してくれたものでした。
そうなんですね。クリエイターのみなさんの自主的な発信であれだけの広がりを生んでいただいたというのは、本当にありがたい話です。
期待を大きく超える「奇跡のキャスティング」
──【スキヤキッド 河田】クリエイターは「自分の作品にもしたい」と思える現場じゃないと、自分のアカウントに自主的には投稿してくれません。だから今回の現場で自分の作品を作りたいと思ってくれる方が誰かを考え、厳選しました。今回のキャスティング、戸田さんの印象はどうでしたか?
前年もすばらしい人選だったので、「それなりの方をキャスティングしていただけるんだろうな」という期待はありました。でも、結果的にはそれを大きく超えてきました。
まずスキヤキッドさんがアサインしてくださるカメラマンの方たちが、灯ろう流しと親和性が高そうな方ばかりだったんです。これには本当に驚きました。
私自身もその方たちのアカウントを普段から拝見していたので、「この方たちが作ってくださるなら絶対に面白いものになる」とワクワクしました。クリエイターのみなさんからもこのイベントに価値を感じてもらえるとは、とてもうれしい発見でした。
──【スキヤキッド 河田】イベント自体の魅力が大きかったんだと思います。
それは依頼する側としてもすごく嬉しい話ですね。率直に「こんな方々に撮影してもらえるんだ」という驚きがありました。本当に奇跡のキャスティングだったなと、改めて感じます。こうしたキャスティングは、スキヤキッドさんのネットワークがあってこそだと思います。
数字には出てこない、現場の「裏側の仕事」

──【スキヤキッド 河田】当日、現場で見ていて印象に残ったシーンはありましたか?
まず驚いたのが、モデルさんがボートを上手に漕いでいたことでした。
水面の映像って、撮るのもボートを操作するのも両方とも難しいんです。普通、女性が初めてボートに乗ったら、撮影どころじゃないと思います。それなのに、モデルさんがすごく自然に漕いでいて。
──【スキヤキッド 河田】実はモデルさんの1人は運動神経の良い方にお願いし、本番の数日前に上野公園のボート池で炎天下の中一緒に練習したんです(笑)灯籠もボートも風で流れるので、風向きを読んでボートを動かす技術がいるんですよね。インフルエンサー招待業務で招待したプロカメラマンが「今までで一番難しかった」と言っていたほどでした。
練習までしてくださったんですよね。キャスティングも、当日の現場での動きも、全部丸ごとお任せできたのは、本当にスキヤキッドさんならではでした。
より良い映像にするため「21時まで延長」を各方面へ調整
──【スキヤキッド 河田】戸田さん、当日までの準備ではかなり動いてくださっていましたよね。
当日の撮影自体は言ってしまえば丸投げでお任せしていて、私は灯ろう流し全体の統括をしていました。
撮影に関して私ががんばったかなと思うのは、撮影時間の延長です。もともと灯ろう流しは20時までなのですが、撮影のクオリティを考えるとその時間だと足りないというお話をいただいていて。21時まで撮影できるように様々な方面に許可を取りました。
実は灯ろう流しの会場のボート場は、私たちが管理しているわけではなくて、区の部署が所管していて、毎年お願いして使わせてもらっている場所なんです。本来は来場者の方も20時にはボートを返し、お帰りいただく流れなのですが、それを撮影関係者のみ21時まで延長してもらえないかと交渉しました。
──【スキヤキッド 河田】これは戸田さんと関係者の皆さんとの普段からの関係性があるからこそできたことですよね。担当の方の影響力は本当に重要なんです。クリエイターが動きやすいようにできる限り調整してくれる担当の方がいると、いいものが生まれる。それを戸田さんはおそらく自然にされてるんですけど、若手や新任の担当者さんではなかなかできないことだと思います。
そう言っていただけるとありがたいです。 私自身はそこまで意識していたわけではないのですが、ボート場の所管部署や運営事業者さんとは、毎年灯ろう流しでご一緒しているので、「今回撮ってくださる方は本当にすごい方たちなんです」「みなさんにとってもPRになる機会です」とお伝えしたので、納得してていただけたんだと思います。
他社の提案は正直「自分でもできてしまう内容」だった

──【スキヤキッド 河田】今回の動画制作の依頼にあたって、他社さんとも比較されたと聞いています。
はい、他の会社さんからも提案をいただいていました。その中でスキヤキッドさんに決めた理由はまず提案の説得力です。
河田さんご自身がクリエイターとして活躍されている(@chotii.jp)こともあり、灯ろう流しの強調すべき見どころや、「この場所からこう撮るのがいい」といった撮影方法まで具体的で納得感のある提案をいただきました。
本件とは別の話になりますが、実は他のSNS関連の会社さんから営業を受ける機会は多いのですが、正直内容を聞いていると「これ、私でもできちゃうな」と思う内容がほとんどなんです。たとえば「広告を回しましょう」という提案。広告って少し勉強すれば自分で運用できてしまうものなので、わざわざ業者さんにお願いする意味があまりない。
あとは全く効果的でないスケジュール提案などもあります。たとえば、クリスマスの直前にイルミネーションの投稿を上げましょうと言われたことがあって。SNS上ではイルミネーションは11月くらいから盛り上がっているのに、その時期だともう遅いんですよ。
アカウントの改善提案も、「サムネイルに華やかな女性を立てましょう」と言われることが多々あるんですが、私たちはそういうアカウントではないんです。ターゲット層からむしろ嫌われてしまいます。そういった「わかっていないな、SNSのことも私たちのことも。」と感じる提案が本当に多いんです。
スキヤキッドさんはそういう意味でも、毎回提案の角度と質が全く違くて、本質的なものばかりです。
「わかっている担当者」は1%しかいないのでは
──【スキヤキッド 河田】そういった施策のズレに気づけるかどうかって、実はものすごく大きいんですよ。広告を使えば効果は出そうですし、「クリスマス前にイルミネーション」も普通の感覚だと違和感がない。「サムネに華やかな女性を立てる」も一見よさそうです。それを「いや、違う」と判断できる戸田さんのような担当者ってほとんどいないんです。
私の感覚だと、SNS担当者の99%の方はそもそもSNSを使い込んでいないと思います。だから業者さんから提案を受けても、「これは違うな」と判断する材料を持っていない方が多いんじゃないかと感じます。
でも私も最初からこうだったわけではなくて、スキヤキッドさんと関わらせていただいて、いろんなことをインプットさせていただいたのが大きいですね。各コンテンツの数字よりもアカウント全体の質で見るようになって、SNSを見る目線も変わりました。
その流れで、自分でもInstagramを始めてみたんです。趣味程度で、自分が行きたいなとか見てみたいなという景色を届けたいと思って、純粋な気持ちで始めました。やってみると、自分でもスキルがつきますし、クリエイターの方の気持ちもわかるので、業務の説得力も増しているなと感じます。
──【スキヤキッド 河田】趣味程度とおっしゃっていますが、今フォロワー6,000人まで伸びていますよね。
いやいや、たまたまです(笑)
色々なアカウントを見ているんですが、特に河田さんのアカウント(@chotii.jp)はすごく参考にしているんです。撮り方などいくつか参考にしているところがあって。
──【スキヤキッド 河田】見た瞬間、参考にしていただいているなってわかりました(笑)むしろ光栄です!
広告の運用や単純なキャスティングだけだったら、戸田さんご自身で全部できてしまうレベルだと思います。逆に言うと、私たちのような会社に頼む価値があるとしたら、オーガニックで広げる力と、戸田さんがご自身ではキャスティングできない方をキャスティングできる、その2つだと思っています。
まさにそこですね。スキヤキッドさんの強みは、「自分にはできない部分」をやってくださることです。
これからSNSプロモーションを企画する方へ
──【スキヤキッド 河田】最後に、これからSNSプロモーションの企画を考えている方にメッセージをお願いします。
本当にわからないなら、まずはSNSに詳しい人に相談することからやってほしいです。自分だけでなんとかしようとして空回りしている観光協会さんは結構多いと感じます。
ただ、相談する相手を間違えるとやけどするんですよ。「広告費を積めば伸びますよ」みたいな提案に乗ってしまうと、結局何も残らない。
じゃあどう見極めればいいかというと、難しいんですけど、スキヤキッドさんのように自身でもSNSを運用していて、伸ばすロジックや観光業界についての解像度が高い方に相談してほしいです!
──【スキヤキッド 河田】ありがとうございます(笑)これからも発信したいものに合わせて一番いい提案をし続けていきたいと思います。

